医療技術部

医療技術部

放射線検査室

放射線検査室

現在、技師2名が在職しており医師の指示で検査を行い、患者さまの画像情報を提供している部門です。
医療において、病気の診断や治療効果の評価など、画像診断は無くてはならないものとなっており、より正確な画像情報を得るため、目的に応じた検査を行っています。従来から行っているエックス線撮影(一般撮影)ポータブル撮影(病棟撮影)、CT撮影(コンピュータ断層撮影)、エックス線透視撮影の検査が行う事ができます。

検査紹介

一般検査

人体にエックス線を照射して骨や肺等の画像を撮る検査です。人体は様々な物質で構成されており、それぞれエックス線の透過する量が異なる為、その性質を利用して骨などは白く、空気などは黒く写り画像として構成され、骨折・脱臼などの病変や胸部・腹部疾患の評価などに用いられます。

CT撮影

コンピュータ断層撮影はエックス線を身体の周りを回転させながら照射して、身体の内部を輪切りにした画像を撮影し、画像データをコンピュータ処理して断面画像を作成します。短時間の検査で画像情報を得ることができます。

a)単純CT検査・・・予約なしで行える。

b)造影CT検査・・・基本予約検査(食事検査あり)

 造影剤を注入しながら撮影する検査で、病変の有無、位置や形態、性状など、精細に画像情報を得られます。

 検査を行う時に、同意書・問診票が必要です。

 医師又は看護師の立ち合いをお願いして検査を実施しています。

病棟撮影

入院されている患者さまの病室にて行う撮影で、胸部・腹部疾患などの評価情報を得るために行う検査です

エックス線透視撮影とは

 人体にエックス線を連続的照射することで、身体の中の状態をリアルタイムに情報を得ることが出来る検査です。

医療被曝について

放射線とは

電磁波の一種で、医療で用いられる放射線はエックス線が使われています。 放射線は身体を通り抜ける性質を有しており、一般撮影やCT撮影の検査に用いられます。

エックス線検査は必要なのか

現在、がんなど様々な病気がありますが、早期に発見し正しい治療を受けることが大切であり診断する上で必要な検査です。又、被曝というわずかなリスクのために病気の早期発見や正しい治療ができず、命の危険があってはならないのです。

妊娠中の胎児への影響は

妊娠時期と検査部位によって影響は変わってきます。胎児への影響は受精後4ヶ月までが異常を起こしやすい時期で5ヶ月以降はかなり低くなります。 通常の検査では低線量撮影を行っていますので奇形などの発生する可能性は極めて低いですが、胎児は大人と違い影響を受けやすく不必要な検査は避けるべきです。又妊娠初期は、妊娠の自覚がなく確認が取れてないことがあるので、妊娠可能な女性の検査は月経開始10日以内が良いとされています。気になる方は医師又は撮影技師に相談して下さい。

装置・設備

検査装置
  • 1.エックス線CT検査室用

・全身用エックス線CT診断装置→東芝スキャナ Alexion(16列)

・造影剤自動注入装置→根本杏林堂製 A25

※患者さまの被ばく線量軽減や検査時間の短縮が可能となり、造影剤を用いる事により精細な検査を実施出来ます。

  • 2.ポータブル撮影装置

  • 3.エックス線TV検査室用

・デジタル式エッックス線透視診断装置 →東芝製 PlessartZERO

※消化管造影検査検査だけでなく、整形外科(骨折の整復)、内視鏡併用検査(大腸ファイバー・胆管膵管造影)、手術後造影検査など実施できます。

      • 4.エックス線撮影室用

・診断用エックス線撮影装置 →東芝製 KXO-25SC

・デジタルシステム→富士コンピューテッドラジオグラフィー CR-IR 359型

※撮影画像は従来のアナログシステムに比較して、安定した高品位な臨床画像を得ることができます。